国語編 現代文の対策 〜センター対策と要約の大切さ〜
今回は、現代文対策についてはなそう。
センター対策の大切さと2次試験対策のために要約の大切さについて説明しているでぜひ読んでもらいたい。
センター対策
センター現代文のための対策は必要なの?
結論から言うと、現代文はセンターの中でも対策が最も必要となる分野だ。
センターは設問1で評論文、設問2で小説が出題される。
出題される問題文は評論だと固い文章がほとんど出題される。
小説だと明治・大正期の古めのものから現代の小説まで幅広く出題されている。
とすると、幅広く問題に対応できるだけの「力」をつける必要がある。
ただ、この「力」は単に国語の力だけでなく、センターへのテクニック面での力も含まれていると考えてもらいたい。
じゃあ、センターへのテクニックとは何かというと、問題へのアプローチの仕方や時間配分といったことである。
例えば、問題を解く際に文章を全て読むのではなく、最初の下線部まで読んだらその下線部について問われている問題を解き、解いたらその先を読むという解き方をするといったことである。
また、時間配分は僕は評論に20分~25分、小説に15分~20分を割り当てていた。
過去問を実際に解いてみて、自分にあった時間配分を決めてみよう。
このようにセンター現代文は選択肢の切り方や問題文へのアプローチ、そして時間配分の3つが独特で過去問を実際に解いてみて、身につけていく必要がある。
全く対策せずにはじめから高得点をとれるのはごくごく僅かの人だろう。
以上から分かる通り、センター現代文のための対策は絶対に必要だ。
問題演習で意識すること
国語が苦手だという人はまずセンター専用の対策本などを使って解き方を知るのがオススメだ。
下線部の理由説明問題や内容把握問題、心情把握問題が問われやすいが、問題を解く際は主に下線部の前後を中心に精読をしてほしい。
大体、下線部前後に解答のヒントが存在することが多いためである。
国語が苦手な人も得意な人にもこのことは共通して言えるが、特に苦手な人は文章全体をつかもうとするのではなく、下線部前後に集中を高める意識をするといい。
国語が得意という人は過去問演習をガンガンやって、センター特有の形式に慣れてほしい。
問題演習の際は間違えた問題の解説を納得するまで徹底的に読み込もう。
2次試験対策
一橋大学は設問1で評論文、設問3で200字以内で評論文、随筆文などを要約させる問題形式だ。
一橋は国語の配点が低いため、勉強時間を多く割くのはやめよう。
国語が苦手な人は平均をとる意識でもいいとおもう。
ただし、点を落としすぎて差をつけられないように注意しよう。
設問1対策
設問1は語句の意味を問題が出るので、センターの語句問題をちゃんと対策することで2次対策ともなる。
そして、他には他の大学の2次試験と同じで内容説明問題などが問われるが一橋の特徴は少ない字数で解答を求められることだ。
実際に取り組んでみると長い解答を書くよりも短く解答をまとめることの方が難しい。
そのため、日頃の勉強で少ない字数で解答をする訓練しておく必要がある。
少ない字数で解答を作る際は無駄な部分を省き、解答に求められる核の部分を過不足なく書かなければいけない。
どこが解答として求められているかを適切に判断し、できるだけ端的に解答に求められる核の部分を書こう。
そして、できるだけ端的に解答を作るために字数を使わない表現を有しておく必要崔がある。
一橋は語句問題を出すことからも分かる通り、できるだけ端的かつ適切な表現で問われたことに答える能力を受験生に求めているのだろう。
日頃の自習や授業での問題演習では、もっと少ない字数で過不足なく、しかし、端的に解答できないかということを考えてみるようにしてほしい。
設問3対策
設問3は200字以内での要約が求められる。
解答を書いてみると結構字数の少なさを感じるはずだ。
僕は設問3では問題文が評論文かエッセイかでアプローチの仕方に違いがあった。
評論文だと大体1段落ごとに筆者の言いたい主張が1つは存在する。
そして、その部分に線を引く。
ただし、線を引いた部分全てを書くと200字に収まらないとおもうので、線を引いた部分の内、一部を切り捨てたり、結合させたりして僕は解答を作っていた。
エッセイの場合、1段落に筆者の言いたい主張を1つに絞れないことが多々ある。
全くなかったり、2つあったりする。
そのため、段落よりも、意味段落で区切るようにしていた。
筆者の言いたいことがつまった段落は解答を作る際にできるだけ盛り込む意識をしていた。
エッセイはメリハリをつけて書く部分を取捨選択することが求められているとおもう。
評論文は段落ごとに読んで行って、線引いた部分をつなぎ合わせたり、縮小したりすれば解答が比較的あっさりできることから僕は評論文を要約する方が得意だった。
人によってどっちが得意でどっちが苦手かは違うと思うので、実際に過去問を解いてみてほしい。
そして、要約はできれば先生に添削してもらおう。
自分で解答と見比べて添削できないこともないが、正直限界がある。
添削は先生に任せた方が絶対にいいとおもう。
僕は過去問に限らず、授業で使っていた問題集の200字要約をして先生に添削してもらっていた。
設問1での短く解答を作る練習が設問3も要約にも活きるので、ちゃんと設問1対策もしよう。
オススメの問題集
センターについては現代文についていえば、過去問をやりこむのが一番いい。
へたに予備校の問題集を勉強するよりかは、センター過去問をやって、どういう思考過程が問われていたかを分析した方がいいとおもう。
2次対策としては『上級現代文 1―国公立入試対策』がオススメの問題集だ。
この問題集は問題数が多く、解説も丁寧でなぜそういう解答になるのかや採点基準が細かに書かれている。
解答も満点答案だけでなく部分点のついた答案がのっていてとても参考になる。
さらに、要約問題もついていて、一橋国語の設問3対策にもなる。
現代文の中では数少ない、自学に非常に使える問題集だ。
まとめ
センターは過去問をたくさんといて国語の力だけでなく、センター専用のテクニックも身につけよう。
時間配分や問題へのアプローチの仕方に要注意だ。
2次試験対策として、設問1は端的かつ適切に短く解答を作る訓練を日頃から心がけるようにしよう。
そのために、語句や表現をストックする必要がある。
語句や表現をストックするのに、センター現代文の語句の意味対策の勉強は非常に有益だ。
問題集はセンター過去問、一橋過去問、『上級現代文 1―国公立入試対策』がオススメだ。
最後に、一橋は国語の配点が低いため、できるだけ時間をかけず、しかし、点数をおとさないようにしよう。