英語編 和訳・構文把握の対策 ~文法・長文読解と関連づける!~
今回は、 和訳・構文把握の対策についてはなしたい。
和訳・構文把握は英文法と長文読解と関連付けて勉強することが大切だ。
具体的な勉強法とともに、和訳・構文把握対策を分析していこう。
勉強法について
和訳・構文把握は「一橋大学に向けた英語」の記事に書いた通り、文法とすごく関連している。
そのため、文法をおろそかにすると和訳・構文把握の力も伸びない。
文法の勉強法については「英語編 文法の対策」の記事で書いたので、そちらを見てほしい。
和訳・構文把握はどちらかというと私立入試と2次試験対策となる。
一橋大学だと和訳問題の出題は少ないが、英語長文の内容把握に関係するため、和訳・構文把握の勉強はしておいた方が良い。
実際に勉強する際は、問題集を使用して、品詞や構文の分析をしてほしい。
主語、述語はどこか、この単語の品詞は何か、第何文型か、主節か従属節かなどをきちんと判断することを意識しよう。
分からない場合は解説や教科書、参考書を使って調べ、それでもわからないときは先生などに質問するといい。
僕は和訳・構文把握は問題集を使って勉強していたが、まず解いて見て、文法と文の構造を分析し、解説・教科書を見て、知らなかった単語を書きだす、という流れで勉強した。
そして、最後に音読を数回していた。
解いた問題を単語から文の構造まで理解し、英作文に活かせるように文章自体を暗記する気持ちで取り組んだ。
音読は文章を徹底的に分析しつくしてからしないと効果が薄れるので注意してほしい。
和訳・構文把握は一冊問題集を回せば力が結構つくはずである。
もし、いまいち力がつかなかったなと感じたのであれば、文法の知識が定着してない恐れがある。
和訳・構文把握の問題に出てきた文法ちゃんと身についているかを再度確認し、身についていない場合は文法の勉強をしたうえで和訳・構文把握の問題集にまた取り組むといい。
また、長文読解の勉強の際に和訳問題が出た場合はきちんと英文解釈まで行い、単語や文構造の確認まで行うようにしよう。
オススメの和訳・構文把握問題集
僕が使っていた和訳・構文把握問題集でオススメなのは『基礎英文問題精講』だ。
構文編、文脈編、応用問題編と3編に分かれている。
そして、例題、練習問題がついている。
僕は構文編、文脈編の例題だけ勉強した。
なぜなら、例題以外は解説が薄く、問題自体が難しいため消化不良で終わる可能性が高かったからだ。
時間に余裕がある人は例題以外もやってもいいかもしれないが、正直例題以外をするくらいなら他の分野の勉強をする方がオススメだ。
具体的な取り組み方
具体的なやり方としては、まず構文編と文脈編の例題をすべてコピーし、一冊のノートに全て貼り付けた。
そして、実際に和訳し、文の構造をちゃんと考え、解説を見て、自分なりに添削した。
分からない単語や熟語をチェックし、解説にのってある文法事項を確認した。
知識が曖昧な文法事項があったときは教科書まで戻って確認するようにした。
それらが済んだら、音読を数回行い、英作文でも活かせるようにすることを意識して、文章自体を自分の頭にしみこませるイメージで取り組んだ。
ちなみに和訳は下線が引いてあるものは下線部だけでいいだろう。
全て訳すと時間が結構かかるので、それよりかは下線部をしっかり理解するように努めた方がいい。
この問題集にのっている問題の難易度は高い。
ただ、この問題集に取り組むことで2次試験に出題される難解な英文へのトレーニングになる。
そして、この問題集の例題を身につければ、たいていの大学の和訳問題や英文解釈はできるはずだし、英文解釈の力もすごく伸びるはずだ。
掲載されている問題は良質なものばかりであるため、この問題集を使う人は腰を据えて勉強してほしい。
まとめ
和訳・構文把握は私立入試や2次試験対策として取り組んだ方がいい。
文法と関連するため、文法の確認も兼ねつつ勉強するのがオススメだ。
勉強する際は、主語、述語はどこか、この単語の品詞は何か、第何文型か、主節か従属節かなどをきちんと判断することを意識しながら勉強しよう。
問題集を解く際は、和訳、文構造の把握だけでなく、単語や英熟語の確認を行い、最後に音読をするやり方がオススメだ。
もし、和訳・構文把握の問題集を一通りやったのに、力がついていないと感じた場合、文法の知識が定着していないことが原因の可能性があるため、一度文法の確認をするといいだろう。
和訳・構文把握の勉強法分析はコチラの記事でも紹介しているのでぜひ見てもらいたい。