一橋大学不合格体験記

一橋大学不合格になった自身の体験談から勉強法などについて分析と改善していくブログです

一橋大学に向けた数学対策

 

おおまかな勉強の流れ

数学は僕の一番の苦手科目で最後まで苦しんだ科目だ。

最終的に受験でもうまくいかなかったため、最も叩きがいのある科目だろう…

 

中学生のころから数学は苦手かつ嫌いで宿題も答えをうつしていたりした。

勉強も答え見てナーナーにしていた。

 

高校生になると数学の苦手意識をなくさないと受験で不利になるとおもい、数学の勉強を頑張ろうと決意した。

しかし、学校の課題もよくわからず、結局答え見てなんとなく分かった気になって、中途半端に暗記することで勉強を終えていた。

 

高校2年生になるといつまでも数学の苦手意識が抜けず、模試でもひどい点数だったことや一橋大学入試での数学の配点が低いことからますます危機感を増していった。

しかし、解法を納得し、理解する勉強法ではなく、暗記重視の勉強法という数学においてはものすごく効率の悪い勉強をしていた

 

高校3年生でも同じく暗記重視の勉強をし、数学の力はいつまでたっても伸びないままだった。

今更後に引けず、基礎に立ち返らずに問題演習をした結果、数学は最悪の結果に終わった。

 

浪人時は解法を理解するように努めたが、これまので間違った勉強法を1年間で改善するのはむずかしく、数学は最後までできないままに終わった。

 

記述模試では大体全体平均以下(偏差値40台くらい)で、センターは現役時は数ⅠA・ⅡB合わせて約120点、浪人時は約135点だった。

 

センターでこの点数だから、2次試験はもっとひどかったことだろう…。

 

具体的な勉強方法と分析・改善

基本的には青チャートをするのが勉強法の中心だった。

ただし、前述した通り、数学から逃げていた節があったので暗記重視の勉強をしていた。

 

具体的には青チャートの問題を見て、5分考えて分からなければ解説を見て、解説の計算式通りの結果になるように計算し、答えが合わなければ解説に書いてある式を見て計算するというやり方だった。

しかも、大体解法は浮かばなかった。

 

当たり前だが、こんなやり方じゃ数学の力は絶対に伸びない。

そうとう良い暗記力を持っている人以外、こんな勉強をしても無意味に近いだろう。

 

今するならどんな勉強法?

今やるとすればまず、重要度の高い問題から取り組み、同じように5分くらい考えて、全く解法が浮かばない場合、ヒントだけ見て、再度考えるだろう。

 

そして、自分なりに式を書いて、答えを出し、そこで解説を見て、自分の書いた式や答えと違った部分を考え直す。

 

解説見ても分からない場合は教科書や参考書で調べたり、先生や友達に聞いたりして正答にちゃんとたどり着くイメージで勉強する。

 

あくまで、自分が納得するように意識する

僕は今、大学で法律を勉強しているのだが、法律の短答問題を勉強する際に覚えた100の選択肢より、確かな1つの知識を大事にしろと色々な人から教わった。

 

数学でも同様にただ解法を覚えておしまいではなく、いわゆる「理由づけ」をできるように勉強していくべきだろう。

 

解法を覚える勉強法は「理由づけ」までする勉強法よりも1問あたりにかかる時間は早いだろう。

しかし、「理由づけ」までした知識は最初こそ習得するのに時間がかかるが後々忘れにくいし、圧倒的に発展・応用させやすくなる。

 

基礎を活かして解く発展問題を解くのが難しい理由は基礎を活かすために必要な「理由付け」を問題を解く際に求められるからだと僕はおもう。

つまり、基礎部分を納得して習得していないと発展問題に太刀打ちできないということだ。

 

 

今になって、僕の高校生や浪人時の勉強法を物凄く後悔している。

 

浪人時には使う参考書をかえたりしていたが、そんな小手先のことはせずに従来持っている参考書を「理由づけ」の勉強法で取り組んだ方が良かっただろう。

 

問題集は何が良い?

青チャートがいまだに根強い人気を誇っているし、一橋大学の受験生は青チャートレベルの習得を目指してほしいが、数学が苦手な人は黄チャートでいいとおもう。

正直、黄チャートをちゃんと理解すれば文系の旧帝大レベルの数学であれば十分合格点とれるくらい地力はつくはずだ。

 

もちろん、数学が別に苦手じゃない人や青チャートで勉強しないと気が済まないという人は青チャートで勉強していいとおもう。

 

チャートを勉強する際はまず、例題を回し、その後でpracticeやexerciseに取り組むといいだろう。

まずは例題の問題を着実に押さえることがオススメだ。

 

 

標準問題精講も個人的にはオススメだ。

青チャートよりも薄いし、解説もわかりやすい。

 

ただし、数ⅠAは比較的取り組みやすい問題があるのに対して、数ⅡBは難易度が高く、すごく解きにくい問題が収録されている。

 

数ⅠAは整数問題など一橋では高難易度な問題が出されるので、標準問題精講を使用する際は難易度の差に気を付けてほしい。

 

標準問題精講のメリットはチャートより薄く、重要問題がまとまっていることなので、チャートは厚くて挫折しそうという人にオススメだ。

 

まとめ

何回も言うが「理由付け」を徹底することだけは忘れないでほしい

 

脳みそを働かせない完全な解法暗記に走ると一橋レベルの数学には正直歯が立たない。 暗記重視の勉強だと僕みたいに後々、痛い目に合うのでそうした勉強法をとっている方はいますぐにでも改善してほしい。

 

基礎に戻る勇気も必要だ。 数学についてはまだ書きたいことがあるので勉強法や参考書について詳細な記事を作る予定だ。