一橋大学に向けた国語対策
おおまかな勉強方向
どちらかというと国語は得意科目であった。
昔から小説を読むのは大好きとまではいかないものの苦にはならず、読書量は人並み以上だったと思う。 中学生の頃は国語について学校の宿題以外に勉強した記憶がない。
高校生になって古文、漢文を勉強しなきゃいけないということが分かって、古文と漢文の勉強をはじめた。
しかし、よくわからない文法や活用形などの勉強をするのがつまらなくて、高校1年生の頃はテスト前になんとなく暗記していただけだった。
高校2年生になると古文は単語と文法を抑えなきゃいけないと思い、嫌々ながらもちょっとずつ勉強した。
一橋大学では2次試験に漢文だけの設題が出ることはないのもあって、漢文は授業以外ではノータッチだった。
高校3年生ではセンター過去問と一橋大学過去問、学校から出された記述式の問題集を主に解いていた。
センター試験では現役時も浪人時も国語は大体180点くらいだった。 現役時の一橋大学の2次試験は手応え的には悪くなかったと思う。
こう見ると、国語は勉強時間をあまり費やさずに成功したと言える唯一の科目だったとおもう。
その分、数学はめちゃくちゃ苦しんだけど…。
具体的な勉強方法
全体としては基本学校から出されたものしかやっていなかった。
浪人時代も予備校から出された課題などをしていただけであった。
現代文
現代文は正直学校や予備校でやる問題集を予習と授業時間でやる以外何もしていなかった。
ただ、センターと一橋大学の過去問は結構やった。
特に現代文のセンター試験は個人的に最も慣れが必要な科目だと思うので、時間配分(僕の場合は現代文の設問1と2にそれぞれ20分ずつ、古文に15分、漢文10分)を決めて取り組んでほしい。
古文
古文は単語と文法中心に自習し、授業では問題演習をしていた。
古文は単語帳を通学時間に見るようにしていたのと、文法は授業時間や自習時間の数十分を利用して確認していた。
特に、助動詞の活用形や助詞を暗記していないと2次試験だけでなく、センターでもつまずいてしまうからだ。
古文の単語は『古文単語330』をずっと使用し、文法は学校で買わされた文法書をずっと使っていた。
僕としては、単語帳はできるだけ薄く、しかも重要単語が載っているものが良いと思う。
文法書は学校で買わされたものでも巷での評判が良い市販書でもいいと思う。
一番重視してほしいのは文字の大きさとか表紙のレイアウトとかの見やすさだ。
正直、古文文法が好きという人はほぼいないと思う(好きな人がいたらごめんなさい・・・)。
だからこそ、個人的に見やすい参考書を使うことでちょっとでも古文文法のやる気をなくさないようにしようとすることが大切だと思う。
漢文
漢文は学校で買わされた教科書をずっと使用し、高校3年生と浪人時代に漢文語法は授業時間に確認するようにしていた。
一橋大学の2次試験では漢文単体で聞かれる問題はないため、実質センターでしか使わないこともあってあまり時間をかけなかった。
その代わり、語法はちゃんと押さえようと心がけるようにしていた。
近代文語文
一橋大学の試験では近代文語文という古文と漢文が融合したような問題が出る。
ただ、正直古文や漢文よりも解きやすい。
基本的に過去問を解いて、学校や予備校の先生に添削してもらっていた。
それだけで近代文語文はある程度できていたので、まずは過去問を解くことをオススメする。
分析と改善
国語はどちらかというと得意科目だったのと、一橋大学法学部での配点が小さいこともあって、勉強時間は費やさなかった。
多分、国語にかけた時間は全体の勉強時間の10%くらいだと思う。
国語が得意かなという人は正直、これくらいの勉強時間で良いと思う。
一橋大学は国語の配点が低いので、国語に時間を割くなら英語と数学に時間を割いた方が良いとおもう。
ただ、不得意な人はセンターの勉強はしっかりするのと2次試験の近代文語文だけは勉強しておくと良い。
近代文語文は最初は「なんだこれ?」と思うが、過去問を数問やったりして慣れてしまえば得点源になる。
正直、古文や漢文解くより全然楽だと思う。
国語が得意な人も苦手な人もセンターの勉強、特に過去問演習は絶対にしてほしい。
僕もセンター過去問を解き始めた高校3年生の頃は現代文の独特な感じに慣れず、現代文100点中16点とかいう点数を取ったこともあった。
この時は、もっと現代文の勉強をするべきだったのか?と焦ったがセンター過去問演習を更にやり、間違った問題の解説を納得するまで読むことで本番も現代文では1、2ミスくらいだった。
時間を計って問題を解き、解説を納得するまで読むことがセンター現代文では最も重要な勉強法だとおもう。
あとは、過去問の数をこなすのがなんだかんだ一番良い方法だと今でもおもう。
古文と漢文は上述した通り、単語・文法・語法の3つを抑えるように意識したほうがいいだろう。
そして、暗記要素が多いので通学時間などの「スキマ時間」を有効活用することをオススメする。
古文の文法を嫌って勉強せず、なんとなくで古文の問題を解く人が割といるが絶対にそういう解き方はやめたほうがいい。
文法を理解できていないと問題文の理解が不十分になり、問題を解くことができず、内容把握問題でも失点する可能性が高くなる。
古文では文法が肝だと僕は思っているので、どうか暗記してほしい。
現に古文の文法を勉強していなかった高校1年生や高校2年生のはじめ頃はなんとなくで古文を解いて、よくわからずに解答していた。
漢文は語法を押さえると割とすぐに結果が出るので短期集中でやることをオススメする。
まとめ
高校の時の国語先生が古文は3ヵ月、漢文は1ヵ月集中してやれば伸びるといっていたが僕は割とこの通りだとおもう。
国語はこれといって意識した勉強法があまりないため、いまいち中身がないように思えるが現代文は問題演習、古文は単語・文法、漢文は語法が最重要というのが僕なりの結論だ。