一橋大学不合格体験記

一橋大学不合格になった自身の体験談から勉強法などについて分析と改善していくブログです

一橋大学に向けた社会対策

 

おおまかな勉強方向

社会、特に歴史は小学生の頃から好きだった。

よくある歴史マンガもよんでいた。

 

中学生の頃は暇なときは歴史の図録を読んだりし、テスト前に暗記するような勉強だった。

歴史が好きだったおかげか定期試験では満点をとったこともあった。

 

高校生になると社会2科目を選択することとなり、学校が日本史・世界史・地理の3つから2つ選べということで、僕は日本史と世界史を選んだ。

最初はどちらも2次試験で使えるようにしておこうと思って、どっちも割と丁寧に暗記した。

 

日本史も世界史も好きだったので、どっちを一橋大学の記述で使おうか結構迷ったが、日本史を教えて下さった先生の授業がすごくおもしろかったため、高校3年生の時に日本史に決めた。

 

現役時は授業プリントの用語を覚えて、記述は先生に過去問添削をしてもらったり、短めの記述式問題集を解いたりして勉強した。

私立は現役時には受験しなかったので全く対策はしなかった。

 

浪人時は高校でもらった教材をもとに、記述しきの問題は先生に添削してもらった。

浪人時には私立も受けたのでその対策として過去問や後から紹介する問題集を解いた。

 

センターでは現役時は日本史が80点くらい、世界史も80点くらいだった

浪人時は日本史が92点、世界史が82点だった

 

現役時の日本史の記述は模試では偏差値60くらいで、一橋模試は偏差値50くらいだった。

浪人時の日本史の記述は模試では偏差値70くらいで、一橋模試は偏差値65くらいだった。

 

英語や数学と違い、暗記要素の強い社会科科目だと1年分多く勉強している浪人生がやはり力が高い感じを受ける

 

具体的な勉強法、分析と改善

中学の時も高校の時も浪人の時も基本的に授業プリントに書いてある用語を書いて暗記していた。

 

論述対策について

まず、論文対策について話したい。

 

日本史は授業プリントで用語を暗記し、論述は過去問の前に先生から勧められて『書いてまとめる日本史―日本史短文論述練習帳』という比較的短い論述問題がのった問題集に取り組んだ。

河合塾の石川先生が執筆なされているため安心して使用できる。

 

『書いてまとめる日本史―日本史短文論述練習帳』で記述への慣れと知識の整理もできて、やってよかったと個人的に思っている。

 

これを解き終えてから、一橋大学の過去問に取り組んだ。

一橋大学は1つの設問を400字以内で書くというすごく珍しい出題形式のため慣れが必要だ

 

例えば、設問1に小問3つあるとして、(1)は詳細に書く自信があり、(2)はよくわからない、(3)はある程度分かるという場合、(1)は長めに書き、(2)は端的に終わらせ、(3)は普通に書くという答案戦略が求められる。

 

そして、答案を書く際はキーワードをしっかり入れることを意識してほしい

つまり、人物、年代、出来事などのセンターや模試などの試験でよく問われる単語を答案に書くことだ。

 

キーワードに点が入っている可能性が高いので、きちんと用語の暗記をしておく必要がある。

 

こうした答案戦略は実際に過去問を解いて、添削をうけないと身につけるのが難しいため、信頼できる先生にぜひ添削してもらってほしい。

 

僕は現役時にはなんとなく論述の力が伸びなかったのだが、原因は日本史の流れがつかみきれていなかったからだとおもう。

 

日本史は社会科科目で一番流れが重要な科目だ。

だからこそ、ちゃんと時代や首相、社会情勢の流れを意識した勉強を心がけてほしい

 

浪人時はそこをかなり意識した結果、ものすごく力が伸びた。

 

センター対策について

次に、センター対策について話そう。

 

 

日本史

まず、日本史は高校の先生が大量にセンター対策用に分野別の冊子を配ってくださったり、センター過去問の解説を丁寧にしてくださったため、それに応じて勉強していた。

 

授業プリントで用語を覚えていたが、授業プリントが使えなかったり、使うのが嫌な人は東進や河合塾の一問一答を使用するといいだろう。

僕は一問一答を使用しなかったため、あまり参考にはならないだろうが見た感じは難易度別に区分されている河合塾の一問一答がいいなとおもう。

 

あとはセンターは過去問を解いて、よく問われるところを押さえるのが大切だ。

過去問中心にセンターは勉強するのがいいだろう。 現役時は流れがちゃんと意識できていなかったため、知識が抜けたりていた。

 

歴史科目は暗記する事項が多いため、関連づけなく全て暗記するのは不可能に近い

だからこそ、さっき言った通り時代や首相、社会情勢の流れを意識した勉強が重要だ。

 

 

現役時はセンター模試などで80点以上取れたことがなかった。

しかし、浪人時は問題演習や模試の全てを含めて80点未満を切ったことがなかった。

 

何度も言うが、流れは超大切だ。

 

 

世界史

世界史は授業プリントも使用したが、使いにくかったので、教科書の『詳説世界史B』の一問一答の問題集を現役時に使用していた。

ただ、世界史は暗記の量が最も膨大なためセンターで80点くらいを取るのが精一杯だった。

 

個人的に世界史は時間をかけた分点数がとれる科目なので世界史の点数が低い人は勉強時間を増やしてみると結構点が伸びるはずだ。

 

浪人時は『時代と流れで覚える世界史B用語』で勉強した。

最初この参考書を使ったとき、この参考書は本当によくできた参考書だと感動した。

 

センターでしか世界史を使わない人は『時代と流れで覚える世界史B用語』だけ完璧にすればセンター9割は取れるとおもう。

 

『時代と流れで覚える世界史B用語』は図や地図もついていてすごくみやすい。

この参考書は個人的に全科目の参考書の中で最もオススメの参考書だ。

 

あとはセンター過去問を解くことも忘れずに。

 

まとめ

一橋大学の志望者はセンターでしか使わない科目の勉強が疎かになりがちかもしれない。

センター9割とろうとせずに8割を目標にして、記述で使う科目に尽力するという戦略も十分アリだとおもう。

 

センター9割とるのに使う勉強時間と8割とるのに使う勉強時間はかなり差があると思う。

 

社会科科目は結構自分なりの戦略を立てて勉強するのが求められる科目だろう